羊頭会社辞めたい

今の若者（20代）にとって会社辞めたいといった感情になるときはどんな時だろうと考えたときに、私なりの分析ですが、20代前半の人たちはあまり会社を辞めたいといった感情がないように感じます。学生生活でしっかりと自身のやりたいことを理解して、それを就職活動に活かしているのでやめるといった選択肢がないように感じます。その代わりに、会社員としての有給の取得や昇給制度など権利や制度に対して最大限に主張してくる傾向にあるように思います。20代後半の人たちはいわゆるゆとり世代のせいか、嫌なことがあるとすぐに辞めるといった結論に至るような傾向にあるように感じます。会社員としての権利を主張するのも、嫌だから会社辞めるのも個人の自由なので勝手にすればいいと思っていたのですが、このままでは会社が会社として成り立たないのではないかと不安に思うようになりました。私はいま30代半ばでぎり昭和生まれで、会社に入った時もどちらかというと根性論な教育でした。いまは根性論ではなくロジカルな考え出ないといけない風潮にありますが、私はこの根性論を否定するのはどうかなと考えております。今の若者の会社辞めたいといった気持ちはロジカルな考えにより生み出される気がするので、従来の根性論をすりこむことで私たちと考えが近くなり、考えのベクトルも同じ方向を向くので、会社辞めたいといった気持ちが抑えられるのではないかと思いました。

働いていると一度は、「会社辞めたい」と思った人が多いと思います。理由は、上司に叱られたことであったり、自分に来たクレームであったり、上手くいかない人間関係であったり、体力的なしんどさであったり…会社に対する不満もあるけれど、自分に限界を感じてしまうと、もう続けられない、辞めたい、と自信を失ってしまいますよね。結局は、辞めたら暮らしていけないし、新しい仕事が見つからないしで、我慢して会社に勤めている人も少なくないでしょう。けれど、辞めてしまうのはいつでもできるので、もう一踏ん張りしてみませんか。私は、ある会社に入社したばかりの頃、体調不良でも仕事を休みたいと言い出せず、体を壊してしまいました。一人暮らしをしていたのですが、会社を辞めて実家に帰ろうと考えていました。けれども、まだ始めたばかりだし、今度は無理をしないようにして、もう少し続けてみようかな、と思いとどまりました。それから8年、わたしはその会社ではなくてはならない存在として頼りにされるようになり、結婚、出産を機に退職するまで、かけがえのない経験をたくさんすることができました。もしすぐに辞めていたら、私にとっての大きな財産も得ることができませんでした。そして、夫は会社で出会った人です。無理をして体を壊すことはいけませんが、自分の体力と相談しながら、仕事を続けることには意味があったと思います。